離乳食の進みはどうですか?これを読んで下さっているお母さんは、離乳食に苦労している方が多いのかもしれません。

産後かわいくてたまらなかった第一子。かわいくてかわいくて夜泣きも全く苦痛にならず、私はこの子に怒ったりイライラすることなんてあるのかな…なんて思っていた数ヶ月後、離乳食を全く食べない長男にイライラする日々がやってくるなんて思いもよりませんでした。
離乳食をはじめる時期
離乳食を始める時期の目安は「生後5、6ヶ月頃」。生後6ヶ月頃になると、母乳だけでは不足する栄養素があるため、遅くとも生後6ヶ月までには始めた方がいいとされています。
- 首がしっかりと座っている
- 支えてあげるとお座りができる
- 食べ物に興味を示している
- スプーンなどを舌で押し出さない
これができるようになっていたら離乳食スタートです。
長男は6か月からスタート
同じ時期に産婦人科で産んだメンバーが仲が良く、よく遊んでいたので周りが5か月から離乳食を始めて、スムーズに進んでいることは知っていました。
我が家も5か月で始めようとしましたが、スプーンであげた時に舌で押し出されたのです。

あれ〜⁇
食べると思ったのになぁ…
初めての離乳食だったので、主人が休みの日に動画を撮りながら始めようとしたら全く興味を持ちませんでした。なので、6か月からはじめることにしました。が…その間もなにか嫌な予感はしていました。

全然食べてくれない日々
食べてくれたいいねと夫婦でいいながら6か月からスタートしましたが、嫌な顔をしながら少し口にしたけど口から出す…その繰り返しでした。
6か月が過ぎても7か月になっても8か月になってもなかなか進みません。
初期・中期・後期と柔らかさや食べれるものも変わりますが、何か月経ってもあまり食べてくれないので、もうどうしたらいいかわからない状態…泣
外食した時も、食に興味がないので走り回ったり、テーブルの上に置いてあるもので遊ぶばかり。周りの子がすごく良い子に食べているように見えて、ちゃんと子育てができていない感じがしてはずかしさや焦りがありました。今思えば、かなりまいっていました。

もう私、外食なんてできないのかな。なんて思っていました。
卒乳したら食べるようになる?
先輩ママや保健師さんに相談したら、「卒乳したら食べるようになるよ!」と言われるのですが、これで卒乳して食べなかったらどうなるの?という不安もありました。
1歳半で卒乳後、どうなったかというと…
やっぱり食べない…。全然変わらない。たくさん食べるようになる子もいると思います。でも長男は食べませんでした。
お腹が減ったから食べるというよりは、まだ食に興味がない、遊ぶ方が楽しいという感じでした。

病院で発覚したこと【1歳頃】
動き回って元気いっぱいの長男ですが、ある時初めての熱が出て小児科に行きました。
その小児科はペン先のようなもので指先から少し血をとって血液検査をしてくれるのですが、普通の風邪だけど貧血になっていることがわかり、そこからインクレミンシロップを半年以上飲むことになりました。

インクレミンシロップは美味しくないので飲ますのが大変と聞きますが、長男は離乳食は食べないのにこれは普通に飲んでいました。
乳児の鉄欠乏製貧血とは?
妊娠後期は(胎盤を介して)お母さんから赤ちゃんへ鉄分の移行が盛んになり、赤ちゃんは約6カ月分の貯蔵鉄を蓄えて生まれてくるといわれています。
しかし、生後の環境の変化や急発達のため多くの貯蔵鉄を使い、1年以内に貧血を起こすことが多いです。
幼児期(1歳~小学校入学まで)になると、食事から十分な鉄分を摂れるようになりますが、離乳食が進まない・食べる量が少ない、または偏食・運動量の多い子は注意が必要です。
貧血になった子供は下記のような症状が出ると言われていますが、我が家は全く気がつきませんでした。急に変わるわけではなく、徐々に症状がでているので、家族が気がつくのは難しいと感じました。
貧血になったときの症状
- 下まぶたの裏側が白っぽい
- 爪が白っぽいなどの症状
- 唇の赤みが薄い
- 疲れやすい など
子供の鉄欠乏性貧血が続くとどうなるの?
子供の鉄欠乏性貧血が3カ月以上続くと、精神的発達、運動発達、自律神経の発達が遅れることが分かっており、発達の遅れをその後何年も引きずってしまう可能性があることもわかってきました。
またまだ不明な点も多いですが、これらの発達が遅れに気付いて鉄剤を飲んで貧血症状を改善しても、乳幼児期に必要だった発達は取り戻せないといわれています。
離乳食が進まない時はフォローアップミルクで栄養を補ってあげましょう。鉄がたっぷり含まれています。

ごはんの食べる量(乳児期〜年中まで)
乳児期はやっぱりあまり食べませんでしたが。徐々に食べれるものも増えていき、離乳食の時と比べるとはるかに食べれるようになりました。
手の込んでいるものより、茹でただけの野菜や果物が好きでした。2〜3歳頃も噛む力が弱いようで、お肉は苦手でハンバーグのような柔らかいものを好んでいました。
幼稚園に入学した時に一番心配だった週に3回ある給食は、年中までは1度も完食したことがありませんでした。それでもお弁当は毎回完食。家のご飯も好き嫌いはあるもののだいぶ食べれるようになり、成長を感じていました。

年長〜現在はどうなった?
年長に入ると急に行動もしっかりし始め、ごはんもおかわりして食べるようになりました。食べる量と比例してそれまではずっと低かった身長も、ぐんぐん伸びて1年間に8cm伸びました。
小学校低学年の現在、口癖は、「お腹すいた。」大人並みに食べるようになっています。マクドナルドにいくと大人と同じようなセットメニュー+ナゲットを食べるように。思春期の食欲がこわいほどになっています。なんと好き嫌いも全く無くなっています。

離乳食に悩んでいた時の私からしたら、本当に幸せな悩みです!
離乳食を食べなくて悩んでいるお母さんへ
離乳食をなかなか食べてくれないと、周りと比べて悩んだり、イライラしたり、嫌になってしまいますよね。検索して食べてもらえるように一生懸命作っても拒否されると悲しくなってしまいます。
食べれるものに+野菜をたくさん入れたり、気休めですがチュアブルグミを食べさせたり、母である私も一生懸命になりすぎるのをやめて、できることをするようにしました。
集団行動に入ると、自然と子供は刺激を受けて変わっていきます。子供の成長に期待して、頑張りすぎずに優しく見守ってあげましょう。



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